今回は、VMware の Windows に Chrome を新規インストール中に新バージョン138が入ったことに気づいたので、Mac版 Chromeのアップデートをしてみました。
Chrome をアップデートしよう(81.0.4044.138)
まずは、Chrome が気づく前に、こっそりバージョンを確認します。
Chrome のアップデート前のバージョン確認する
今回も前バージョンの 81.0.4044.129 を確認してやりました。
見られたことに気づいた Chrome が早速 ダウンロードをはじめました。
Chrome アップデートする
「再起動」を選択して、アップデータをします。
再起動して、バージョンが 81.0.4044.138 になっていれば、成功です。
アップデートの内容を確認する
アプデートの内容を調べてみます。
Google公式サイトーChrome Releases: May 2020
2020/05/05 リリースされた内容が記載されています。
これによると、Windows/Mac/Linux を対象に提供されているデスクトップ版 Chrome のアップデートで、3つのセキュリティ修正が含まれているとのことです。
CVEベースでは、以下の2つに対処しているとのことです。
- CVE-2020-6831
- CVE-2020-6464
今回も、2つとも4段階中2番目の重要度「High」です。
CVE-2020-6831
重要度:High
内容:SCTPのスタックオーバーフローの脆弱性
危険性:この脆弱性により、リモートの攻撃者がターゲットシステムで任意のコードを実行することが可能になります。この脆弱性は、WebRTCでSCTPチャンクを処理する際の境界エラーが原因で発生します。リモートの攻撃者は、特別に細工したWebページを作成し、被害者をだまして開かせ、メモリ破損を引き起こし、ターゲットシステムで任意のコードを実行する可能性があります。この脆弱性の悪用に成功すると、脆弱なシステムが完全に侵害される場合があります。
CVE-2020-6464
重要度:High
内容:Blinkコンポーネントの型の取り違えによるメモリ破損の可能性のある脆弱性
危険性:この脆弱性により、リモートの攻撃者がターゲットシステムで任意のコードを実行することが可能になります。この脆弱性は、Google ChromeのBlinkコンポーネントのタイプの混同エラーが原因で発生します。リモートの攻撃者は、特別に細工したWebページを作成し、被害者をだまして開かせ、型混同エラーをトリガーし、ターゲットシステム上で任意のコードを実行できます。この脆弱性の悪用に成功すると、脆弱なシステムが完全に侵害される場合があります。
まとめ
内容はいつものと同じようなものですが、油断せず、きっちりとアップデートしましょう。
参考情報
Google公式サイトーChrome Releases: May 2020
サイバーセキュリティサイトーGoogle Chrome の複数の脆弱性
0 件のコメント:
コメントを投稿